謎の女B
1 あいつ
2 爪
3 たばこの煙
4 謎の女B
5 よう子ちゃん
6 おやすみなさい
7 別離
8 ベッドで煙草を吸わないで
9 サン・トワ・マミー
10 愛の聖書
11 恋心
12 知りたくないの
内容は語尾を上げない種類のクラブ。古い意味でのクラブ、大人の酒場でかかるようなピアノとアコギを主体としたけだるくいなたくしっとりとしたジャズ歌謡(なんやそら)です。平岡自体はヴァイヴ奏者として印象的なプレイを聴かせるのですが彼の決して巧いとはいえないボソボソとした歌というかユーモアとお色気に溢れた語りが特筆ものです。7の別離以降はスタンダードナンバーですが聴きドコロはレコ時代にはA面であったであろう1-6です。なかでも出色は4の「謎の女B」でしょう。昭和30年代中ごろにはロマンポルノ以前の 日活や新東宝のピンク映画(観たくてタマらんで。ヨコシネさんやサロシネさんやってくれんかな)に曲を提供していた面目躍如といったところでしょう。
♪謎の女B。僕をAとする♪という数学的な歌詞ではじまる男と女の駆け引き。結末は女Bの部屋までいった男AがBの部屋で他の男Cの上着をみつけ怖気づいて逃げ帰るというトホホなストーリーが平岡の淡々とした歌とスキャットで展開されていくものです。実はこの曲、'67年に曽我町子さんという歌手のために書かれたものらしいのですが本人も気に入っていたのでしょう、自身での吹き込みが今夜紹介に預かった「ナイトクラブの片隅で」に収録されています。因みに今回再発されたCDがなんと1300円。レコなら何万するのか男A同様、小心者の僕チンも安心のプライスです。
これすごく欲しい・・・
好きですよーこの曲!
石橋義正っていう監督(「オーマイキー!」の人)
プロデュースの「キュピキュピグランド歌謡ショーキャバロティカ」っていう
イベントで歌われてました。かなりのインパクトだった。
これが原曲なんですね!