イェイェ感あふれる60-70年代の音楽や映画、家具、グッズ、食器、デザインなど好きな方の集うサロン
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カテゴリ:名盤(珍盤)アワー( 34 )

出土!

30代後半以上の広島人にはルリデンやララ福屋と並び感涙モノの?名曲「中山畜産」のコマソンが出土しました!それもおなじみの
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♪今日もママのお得意の~(中略)肉は中山中山畜産!♪のバージョンのみならずロングバージョンも存在しあともう1別テイクが収録されております。しかもなんとご丁寧なことにその3テイクのカラオケまで(!)

DJさんのコネタ、忘年会の準備、郷土史研究夏休みの宿題にどうぞ。

*その他カープV3時の実況LP「燃えろ赤ヘル僕らのカープ」収録、60sタイプライター美品など入荷しました。

昭和レトロ+ティールーム イエイエ*独自の観点でセレクトした家具、家電、食器、雑貨、服、本、レコード、ポスターたち*
コーヒー・紅茶・105%ジュース・コーラ~300円
チャイ・カフェオレ~400円
おビール~500円

広島市西区三篠(みささ)町3-8-4 TEL:082-239-9209 
営業時間:お昼前後~7時か8時くらいまで。不定休。(だいたいやってます)
アクセス:JR横川駅北口下車、旧国道沿に北へ約800mセブンイレブン北隣。徒歩10分
バス広島交通バス停「三滝口」下車0分
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by qprqpr | 2008-08-17 09:13 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(0)

夜のしじまに。

とうかさんですね。夕涼みが楽しい季節ですがもう少し遅い時間にはこんな音楽はいかがでしょうか?当店のサイコー経営顧問のセンセからなにげに紹介されたCD↓
「岡崎広志とスターゲイザース」
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いかにも60年代後期あたりに流行ったスペーシーなモチーフのペン画のジャケも素敵ですが、中身も期待通りの和ジャズの宝庫。全編涼しげなヴァィヴにスチールギターが鳴り、しっとり系ボッサにハワイアンにスキャットなどなど全曲捨て曲なしの作品群となっております。ゲイリー マクファーランドとか好きな人は必聴ですよ。バカラックとかコモエスタさんとかも。

b0004696_2142288.jpg最近何気に11PMのテーマ曲をなにげに購入していたのですが偶然にもその声は岡崎のものとのこと。そしてライナーには「’66年ごろからは東京ヒルトンのバーで演奏」とあります。そう’66年の6月にビートルズが来日したときの最後の夜、余興にポールがヒルトンホテル階下のバーでピアノを弾いたという逸話が残っていますがその時のバンドが彼らだったらと想像するだけで楽しいご縁ですね。(「アンド アイ ラブ ハー」収録。マクファーランド好きさんは必聴ですよ)

当時、ポップスもジャズもロックも元気だった時代にこんな静謐でお洒落な音をお金出して聴いていた音楽ファンがいるなんて俄かには信じられませんね。(オリジナル盤は3万くらいします)この種の音楽はBTM(ベッドタイムミュージック)と分類されていたそうです。ジャケ上部にはA LEGENDARY INSTRUMENTAL GROUP OF TOKYOと紹介されておりますが当時の東京には今以上にクールでスノッブなレベルの高い遊び人が多かったのでしょうが岡崎自身は本県福山の出身であることを付記しておきます。ハナが高いですね。(敬称略。シツレ)
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by qprqpr | 2008-06-06 21:36 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(2)

アッコにXXXX

今週、四国より出土!て本盤をとりあげようとした矢先の『アッコが土下座』のニュース。ゲーノー界の凄まじき体質が垣間見れるヒトコマでした。笑って許されないんだろか。。
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肝心の内容。さすが阿久作品。物真似でしか聴いたことのない人も、昭和歌謡、和モノレアグルーヴ好きさんに。DJさんのネタに。お世話になったあの人へ。是非どうぞ。

昭和レトロ+ティールーム イエイエ
*独自の観点でセレクトした家具、家電、食器、雑貨、服、本、レコード、ポスターたち*
コーヒー・紅茶・105%ジュース・コーラ~300円
チャイ・カフェオレ・ペリエ~400円
おビール~500円
広島市西区三篠(みささ)町3-8-4 TEL:082-239-9209 
営業時間:お昼前後~7時か8時くらいまで。不定休。(だいたいやってます)
アクセス:JR横川駅北口下車、旧国道沿に北へ約800mセブンイレブン北隣。徒歩10分
バス広島交通バス停「三滝口」下車0分
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by qprqpr | 2007-12-15 10:58 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(11)

ごめんねジョン。東京ビートルズの巻

前回のKNACKに続いてついにご登場願いますのは東京ビートルズの皆さんです。早いもので高田文夫や大瀧さんたちに発掘されて(「MEET THE 東京ビートルズ」として一世を風靡した)はや10数年が経ちますがジョンの命日を記念して?珍盤アワーに初登場(もう再登場はない)してもらいます。

詳しいパーソネルと存在意義はCDに付された豪華解説に譲るとして、この破天荒なグループの特筆すべきは’64年という'66年の本家ビートルズの来日(拙著「連続ブログ小説I'll follow the SUN.」に詳しい)からさかのぼること2年以上前に、すなわちアメリカデブレイク直後にすでにビートルズのモノマネバンドが日本に存在したということである。

シングル2枚を出しているようだが「抱きしめたいc/wプリーズ プリーズ ミー」「キャント バイ ミー ラブc/wツイスト アンド シャウト」すべてが日本語で歌われている。もっともタイトル部分はさすがに英詩だが「アオナ ホーウジョー へ~ン!」と堂々としたカタカナ英語である。

b0004696_22465746.jpg最も本家と違うのは襟なしスーツではなく体操着のような上下白のコスチュームが目を引くがよく見るとマジックで「大好きマコト♪」など汚い手書き文字が見える(写真)ことからファンにワザと体を触れさせることにより宣伝効果を狙ったものと思われるがトホホにも程がある?

未聴だが当時のライバルとしてクールキャッツだとか英国出身のその名も「イギリス ビートルズ」(写真)などと対バン形式でロック黎明期の日本人にその強烈なステージングを見せつけている。しかし肝心のレコードはヒットには程遠く(よってレコも現物を拝んだことすらない程レアで
決して中古盤市場では2級品扱いはされないどころかミントなら10万はしそうだ)本家ビートルズを見れた人よりは少ないのではなかろうか。(高田文夫氏は両方見た貴重な生き証人である)
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GSブーム以前のロック解釈であり、橋幸夫風アレンジや荒唐無稽な歌詞(例えばキャント バイ ミー ラブの歌いだしは「♪かーいーたいときーにゃーかねだしゃかえーるー」である)の和製ビートルズつかビートルズ歌謡を一聴すれば10人が10人爆笑、失笑、噴飯を誘うような情けない内容だがジャズっぽい響きやホーンやヴァイヴなども導入され聴きこむにつれその涙ぐましい熱演ぶりには同じ日本人として感動さえ覚えてくるから不思議だ。それと、やっぱりビートルズが偉大なのだということを再確認させてくれる「名盤」である。ゴメンねジョン。今年はこんなんで。
                                                 合掌。
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by qprqpr | 2007-12-11 22:48 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(4)

やったぜKNACK!期待通りの退屈さ!

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当店のサイコー経営顧問のセンセに無理いって激安にて発掘してもらったナックの1st。中学生の頃、「第二のビートルズがでた!」みたいな触込みでチョッコっとヒットした(って全米5週連続1位だぜアホかアメリカ人)マイ・シャローナが聞きたくて大方30年ぶりで針を落としたけどやっぱシングル曲以外はまったく覚えていない。。。収録曲はすべてマイ・シャローナを分解して減速、加速したものばかり。L.A出身ながらいでたちと音造りががビートルズてか’79年なんでイギリスのネオモッズみたいで面白いけど歌詞がぜ~んぶしょ~もな~いラブソングなんでわらける♪(大事にしよっと)しかし、2007年も終わりを迎える今、このアルバム&シングルかけてんの日本でわしだけじゃろの・・・

THE KNACK情報(つか蛇足)・・・なんと彼らは未だに現役みたいで90年代と00年代に入って新作を細々リリースしている模様。恐ろしや一発屋。持ってる人おったら聴かせて♪(おらんし絶対。)
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by qprqpr | 2007-11-19 23:42 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(10)

秋の一枚・・・(下)ラバーソウル全曲ガイドB面

b0004696_22113672.jpgさて皆さんお待ちかねのラバー・ソウル特集もいよいよ最終回。手元のバイブル、マイク ルイーソン著「コンプリート ビートルズ レコーディング セッションズ」によると’65年の本日11月11日はいよいよレコーディング最終日。12月初旬のリリースに向けて翌12日朝7時にまで及ぶ殺人的なレコーディングが行われた記録が残っている。

消えた恋・・・リンゴファンのためにビートルズのアルバムには最低1曲はリンゴのための曲が収録されている。カントリー好きの彼の為にいわば「やっつけ的」に作られた曲だが見事にこの名盤に溶け込みB面の最初を暖めてくれている。②ガール・・・ジョンの名作群のなかでも人気のある曲だがなんと最終日当日11日に初テイクと最終テイクが録られている。まさに彼がプレッシャーに強かったことの証明。③君はいずこへ・・・ポールの作品。筆者もお気に入りのラブソング。これはリメイク版。「アンソロジー2」収録のリメイク前の原曲バージョンも是非聴いてみてください。④イン マイ ライフ・・・本アルバムのジョンは手がつけられない。A2、A4、B2と並ぶ佳作で人気も高い。印象的な中間のピアノソロだがあれはピアノかエレピか論争がたえない。一説にはあの速度で弾けなかったジョージ(マーティン)がゆっくり弾き、テープの回転数をあげて収録したとの話もあるが正式な音楽教育を受けスコアも書く彼がその程度のソロが弾けない道理もなく音響効果の狙ったものと思われる。⑤ウェイト・・・やはり最終日の11日(12日未明?)どうしても1曲足りないビートルズはその年の夏にリリースした「ヘルプ」に漏れた本作を引っぱり出す荒業に。しかし特徴的な「ファーん」と鳴るトーンペダルやパーカッションを挿入し見事にラバーソウル色に染めている。b0004696_2216197.jpg恋をするなら・・・ジョージの作品。奇をてらうわけではなく個人的にビートルズの最高傑作曲と目している。それは’65年後半という彼らのキャリアのちょうどど真ん中の時期に4人のギター2本とベース、ドラムの担当楽器のみが使用されていることとそれぞれのパフォーマンスの良さ。彼らの魅力のひとつであるコーラスワークの秀逸さ。世界一のレノン-マッカートニーのいるバンドで血のにじむ思いで書き上げたジョージのやや単調な曲調を全員で必死に盛り上げるチームワークの良さが存分に発揮された曲であること。日本公演でも演奏されまた唯一となったジョージの広島でのライブで聴かせてくれたこともファクターのひとつ。⑦浮気女・・・ジョンの曲だろう。後年彼がこの曲を嫌悪している旨の発言を読んだことがあるが時間的制約から幾分やっつけ気味で本アルバム収録のジョンの名曲群に比し錬度が高くないことは事実だがディラン調のアコギは本人がいうほど悪くない。それにしてもスゴいタイトルだ。
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本作の裏ジャケット。さほど興味のない人にはリンゴ以外誰がジョンだかポールだかわからないくらいに同化していることに注目してほしい。前述したがビートルズの活動期間の折り返しの中間地点で彼らがグループとしての絶頂を極めた瞬間を捕らえている。
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by qprqpr | 2007-11-11 22:09 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(0)

ここ掘れラン・ラン(・ラン♪)・・・ジェスチャーズの巻

いや~掘れば出るもんですね。今回出土したのはこの夏、瀬野の花とナイフをこよなく愛する?天才変態花師、辰花(で検索してみて)が猛プッシュしていた60sアメリカンガレージの雄(てあるんか)ザ・ジェスチャーズの日本盤があったのサ。
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今ではナゲッツなどの編集盤のラリパッパな極彩色のジャケに包まれるわれらがアメリカンガレージの雄(もうええか)ジェスチャーズの皆さんですが当時の東芝音工にそんなドラッグカルチャー的な解釈のできる担当者がいなかったとみえて、そのジャケはいかにも舟木一夫か西郷輝彦テイスト溢れるジツにやっつけ的なアートワークが逆にこのレア盤度を5ミリ程度おしあげているようにも思えます?ってこれじゃまるで歌謡曲じゃん!それよかカンパニースリーブのキャピトル本社ビルのバージョン!初めて見たわ。

気になる(ならんか)お値段は?ナイショ。
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by qprqpr | 2007-11-07 23:37 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(2)

秋の一枚・・・(下)ラバーソウル全曲ガイドA面

ドライブ マイ カー・・・これは純然たるポールの作。リードも本人。全11枚のビートルズの英国オリジナルアルバムの冒頭曲中もっともヘンなイントロではないだろうか。変拍子で入るリードギターにベースがかぶり、相当難度の高そうなリンゴのフィル・インから歌が始まる。ファンキーなピアノと車のホーンを模した擬声などが渾然一体となりモッズイベントなんかに混ぜても違和感のないヒップな作品。②ノルウエィの森・・・サウンド、歌詞ともに示唆に富む重要作品。ある女との幻想的な一夜が歌われてジョンのストーリーテラーとしての才能がバクハツしている。サウンド面ではジョージがシタールを導入し以後メンバー全員が急速に東洋思想に接近していく。しかし最後のヴァースで「だから僕は火をつけたノルウエィの森に」と訳しているがこれではジョンは大環境破壊王である。ただしくはNorwegian woodのWoodは森ではなく(北欧)「家具」のことだと思われる。一夜の儚い夢を家ごと燃やし(なかったことにし)「煙に巻いた」のか、いかようにもとれる歌詞も秀逸。b0004696_911464.jpgユー ウォント シー ミー・・・ポールの作品にしては変化に乏しくいかにも急造りな面は否めないがコアなファンには評価が高い。④ひとりぼっちのあいつ・・・大傑作。ジョンは多分、時間や契約など逼迫した状況の方がよりよい曲が書ける人であることはこの年の夏、映画「ヘルプ」のタイトル曲を書かなければいけないという切羽詰まった状態で同曲を思いつき書き上げたことからも明白。イントロの見事な3声によるコーラスはよく聴くと3つともジョンの声。ポールとジョージは道中のAh~lalalaを担当。これも見事にキマっている。邦題から高倉健さんみたいないなせなキャラを連想させるがこれはこの時期の空虚なジョン自身の心理状態を歌われたものであることは今日の研究家の間では定説。⑤「嘘つき女」・・・ジョージの作。同年夏のローリング ストーンズの大ヒット曲「サティスファクション」からファズを頂戴している。ストーンズにパクられ続けられた彼らの唯一の逆襲?3人のコーラスが複雑ながらバシっとキマり聴きどころである。⑥愛の言葉・・・原題The word.ジョンが後年多用するLOVEとは少しニュアンスが異なり、いささか皮肉な意味で「愛て言葉は便利だね」と歌う。オルガン+パーカッシブでブレイクビーツ風のリズムは1曲目同様、クラブユースも可能なグルーヴを生みだしている。⑦ミッシェル・・・・イエスタディ同様ディープなファンには敬遠されるポール一流のバラードだが当然音楽的には無視できない。クリシェを使った印象的なイントロにベースの高音部を使ったと思われるソロ。フランス語を楽器的に散りばめるセンス。これらの「あまったるい」曲も書けるところが大衆性を鷲掴みしたビートルズが怪物たるゆえんでもあるのだ。
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by qprqpr | 2007-10-20 23:24 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(0)

秋の一枚・・・(中)トリビア編。

アルバムタイトルについては前回、ラバーソール=ゴム底=ズック。と表したが正確に言うとここでのソールはSOLE(底)でありSOULとは(霊魂、人、ソウルミュージック)をさすことから英語の駄洒落を狙ったわけである。

しかし元プロデューサーのサー.ジョージ・マーティン卿が次のような興味深い述懐をしている。「その年の夏にシングル『ヘルプ!』のB面となった『アイム ダウン』を録っている途中、なにかの拍子にポールが『ストーンズの黒人音楽は所詮プラスチック・ソウル=(白人の)偽ソウルだ。』(後略)と言ったことがある」
このことが数ヵ月後の伏線になったという見方が一般的である。

前述のように1ヶ月という短期間の間に14曲のオリジナル+2曲のシングル(なんとアルバムからではなく新録の「恋を抱きしめようc/wデイ トリッパー」を書かなければならなかった。それのみならずファンクラブのクリスマスプレゼント用ソノシートの寸劇(といっても今回はただのスタジオ内のくだらないオフザケだったのは致し方ないところか)
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この期間、殺人的スケジュールを縫ってあの歴史的なバッキンガム宮殿でのMBE勲章の授与式にも出席。(10/26)なんと宮殿内のトイレで一発キメたとか、真偽の程はともかくこの時期のラリパッパ生活が垣間見れるエピソードではある。

12月3日に発売となった本作だが急造りの支障か英国盤モノラル(60年代末まで英米ではモノラルとステレオミックスの2種類が発売された)のファーストプレスは音圧が高過ぎて針が飛ぶというクレームを受け交換作業に追われることに。皮肉なことにこの深く分厚い音の初回盤はコレクターズアイテム化し、いまや数万を越える金額で取引されている。(音圧を押さえたセカンドプレスも現在そこそこ高値である)

b0004696_21395358.jpg例によりアメリカ盤は英国盤より2曲少なくしかも1曲目が前作の英国盤「HELP!」から温存した「夢の人」から始まるという作者側からしたら暴挙に近い売り方をしている。(アルバムタイトルはなんと赤からゴールドに!)しかしこのアルバムまでは英国オリジナルの曲順はプロデューサーのジョージ・マーティンにより独断で決められている。トータルアルバムとしての評価が高い本作だが本人達はノルマを達成するのに息も絶え絶えだったのかもしれない。次作「リボルバー」以降はスタジオの権限を掌握し。ほぼセルフ・プロデュース状態でマーティンでさえ発言権は抑えられていく。その意味でも本作は彼らのキャリアを前後半の2つに割るならまさにビートルズの思春期を締めくくる大傑作だったのである。
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by qprqpr | 2007-10-08 21:40 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(0)

秋の1枚・・・とうとう書くときがきたの巻(上)

好きすぎて書けなかった1枚です。
またこの時期になると無性に聴きたくなる1枚なんです。

b0004696_22443141.jpgビートルズの最高傑作を1枚といえば名盤アワーでもとりあげた『リボルバー』か『SGTペパーズ』があがるだろう。『アビー・ロード』も2位は充分狙える。しかし好き嫌いでいうともっとも好きな1枚に挙げられそうなのが今回おかけする『ラバーソウル』かもしれない。少なくともボクチン的には最高傑作と断言できる。というのも本作は’65年8月末まで全米ツアーに明け暮れた彼らが精根尽き果て9月に英国に戻りその年のクリスマスまでに各1枚のアルバムとシングルをゼロの状態から(正確には1曲のストックがあった)作り上げたまるで『鶴の恩返し』の「おつう」のような状況か、まるで海亀の産卵の如く生み出された作品だからだ。

その僅かな1ヶ月の間、ジョン、ポール、ジョージの3人は曲をもちより10月12日にアビーロードに集結し、僅か1ヶ月という短期間にこの大傑作を「書かなければならない」という極めてストレスフルな条件のもと書き演奏し歌い上げたのである。現在のビッグネームのレコーディングならまだ音入れさえなされていないであろう。

当然、これも今では当たり前となった深夜や異例とも言える土日を使った録音もビートルズならではの待遇面でのバックアップも見逃せない。この頃からレコード会社のパーロフォンもビートルズの録音はスタジオの無制限な使用を認め、後世の文化遺産とみなしリハーサルも含め「テープ回しっぱなし」を指示していることからも既に彼らが別格扱いを受けていることの証明であろう。

曲についての詳細は次号に譲るとしてこのアルバムカバーである。ウェイブリッジのジョンの庭で晩秋らしい濃い緑のバックに赤いロゴがいかにも英国的な色彩感覚といえる。不敵にも送り手のクレジットはどこにも記されていない。ただ当時流行の最先端であったサイケなアルバムタイトルが左上に押しこめられ、最終決定時に偶発的にスライドが傾き歪んだ表情を敢えて面白いと判断し、その歪みからラバーソウル=ゴム底と名づけるセンスにも拍手を送りたい。(とてもシラフでは作り得なかったという証左でもある)
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by qprqpr | 2007-10-06 22:49 | 名盤(珍盤)アワー | Comments(2)