クライマーズハイ・ハイ
久しぶりに凄い映画を観た。何が凄いって空気。普通2時間を越える大作の場合、途中で時計を見たくなるものだがあっという間のエンドロール。飛行機事故の映画だと思ってみたら素晴らしいヒューマンドキュメンタリーだった。
現在公開中にてあまりスジには触れずにおくが主人公の家庭問題と事故と会社の軋轢の人間模様が見事な謎掛け→謎解きが同時進行で展開していく。どこの業界でもあるのだろうが対外的な大新聞と地方紙の意地のぶつかりあい、社内での編集と営業との確執が分かりやすくしかし演ずる役者達が皆一流なので空気のピリピリ感が伝わりまるで自分がそこの編集室で働いているような錯覚におちいる。
あの事故があったのはもう20年以上も前だがあの蒸し暑い夜のことは昨日のことのように覚えている。近過去のため却って時代考証が難しいところだが地方新聞社の社内はイエイエにあるような掛時計、黒電話や無線が主幅を利かし、現場の惨状を伝える手段もケータイなどないので困難を極める。時折記者たちの指先には一世を風靡した「禁煙パイポ」が。
多客期をむかえJALさんには耳の痛い映画だろうが(国際線機内映画でこれはやらんだろうなANAはやったりして)全国の新聞ずき勤め人には是非観てもらいたい作品です。
現在公開中にてあまりスジには触れずにおくが主人公の家庭問題と事故と会社の軋轢の人間模様が見事な謎掛け→謎解きが同時進行で展開していく。どこの業界でもあるのだろうが対外的な大新聞と地方紙の意地のぶつかりあい、社内での編集と営業との確執が分かりやすくしかし演ずる役者達が皆一流なので空気のピリピリ感が伝わりまるで自分がそこの編集室で働いているような錯覚におちいる。
あの事故があったのはもう20年以上も前だがあの蒸し暑い夜のことは昨日のことのように覚えている。近過去のため却って時代考証が難しいところだが地方新聞社の社内はイエイエにあるような掛時計、黒電話や無線が主幅を利かし、現場の惨状を伝える手段もケータイなどないので困難を極める。時折記者たちの指先には一世を風靡した「禁煙パイポ」が。
多客期をむかえJALさんには耳の痛い映画だろうが(国際線機内映画でこれはやらんだろうなANAはやったりして)全国の新聞ずき勤め人には是非観てもらいたい作品です。
by qprqpr
| 2008-07-20 00:14
| 映画
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