イエイエ紀行 第2話~パブロック初体験
2年半前に初の来広してくれた泣く子もよけい泣き出す?ドクター・フィールグッドのウイルコ・ジョンソン
よく日本人が雑誌の特集なんかでパブロックのことを英国大衆音楽の聖地みたくえらく神格化(してないかな)し紹介していますが当夜感じたのは「近所のフツーのおっさん達によるフツーのおっさん達のビールのアテ」みたいな感覚で客も「お、ウィルコちゃん。今日でてんの?」みたいなノリでパブスペースの奥にある小部屋で酔客相手に小一時間のギグを演る。という風情でした。入り口で5£(800円!)を払うとあとは立ち見でイキの良いトリオがちゃきちゃきのR&R、R&B、ブギーなんかを手馴れた感じで(当然かホームだしプロだし)それがまた妙にカッコよく消化されていくのでありました。後半初期のDr.FGの曲を少し披露するという演目でしたが日本だとホールクラスの人の唾がとんできそうなところで観れる(しかもあのマシンガン奏法中にあの殺人鬼のような形相で撃たれた)という僥倖にあずかれてこの値段ならホンマ大満足でした。(ちなみに前回の来日は7000円だったような)でも彼らのような音楽は本来そんな早い時間のホールなんかで聴くものではなく、英国伝統の居酒屋であるパブやミュージックホールなんかで聴いたほうがシックリくるんよね!
地下鉄パットニー駅下車8分くらい歩いたかな。方向音痴でなくてよかった・・・テムズ南岸のわりに付近は治安はよさそうだけどにぎやかではないので帰りは遅いので女子はタクシーが無難。(ていかんか)あまり覚えてないけど返りはいい気分でオレンジ色の街灯の元、テクテク1時間かけてシェパーズブッシュまで歩いたような記憶が。いいギグの証拠。日本人濃度ゼロ。ガイドブックには載らないホンマにフツーのパブ。ヤニ臭い親父の溜まり場。
以上、まったく常人には全く不要のロンドン夜道の歩き方でした~