名盤アワー(ザ・ジャム 1978)
最近お客さんから夏木マリさんのボサノバ借りてヘビーローテーションしとるんじゃけど家では反動かTHE JAMかけまくってます。
今夜お届けするのが彼らの出世作となった3作目’78年発表のALL MOD CONS(写真)です。アメリカ人には到底考えられないようなむせ返るような塩&酢味FISH'nCHIPSの香りが充満するような英国臭漂う快作です。
ザッとタイトルを見渡すだけで表題作のA1 MOD CONSは「近代設備」。
A4 は我らが英国大物バンドKINKS(10/5号4/18号参照)の’67年のカバーDAVID WATTS
A5 ENGLISH ROSEはいわずもがな B5 ‘A ‘BOMB IN WARDOUR STREETのワーダー・ストリートはロンドンの渋谷みたいなところに原爆が落ちるという意味。 B6 TUBE STATIONのチューブはアメリカの言うサブウェイこと地下鉄のこと
ていうくらいに「英国語」だらけでアメリカツアーが失敗に終わるのは仕方のないことでしょうポールさん。(右下)しかしその内容は当時20歳そこそこのリーダーPAUL WELLERのMODSと60年代へのオマージュほとばしる極上英国産ロックアルバムと断言できます。
テープ逆回転、フィードバック、リッケンバッカーのギターにVOXのアンプで胸に突き刺さるようなシャリシャリサウンドでB2などの胸キュンPOPやったり60年代ブリティシュ・ビート野郎の胸グラつかんで引きずり回すような行為が横行です。
記憶ではクラッシュやダムド(今度くるって?!まだ生きてんの?)なんかのパンクと一緒に紹介されたような気がしますが、ダークスーツに細身のネクタイというスタイリッシュないでたちで一線を画していました。この時期の男特有のこだわり、一途さゆえの疾走感、潔さ、青臭さ、この年になるとやや赤面しつつもつい初めて聴いた高校生のとき同様に引き込まれてしまいます。
10代後半にしてデビューを果たしたかれら3人ですが(リック&ブルースごめんね紹介おくれて)デビュー当時のステージ写真をみるとアンプにFIRE AND SKILLS(情熱と技術)とかMUSTLE MUSIC(筋肉音楽)という汗臭い殴り書きが見えます。ただのワーキング・クラス・フーリガンというなかれその言葉は我々日本人の愛する座右の銘?「石の上にも3年」とか「悪銭身につかず」などに通ずる精神を彼らがすでに10代で身につけていた証ではないでしょうか。
2作目が出たところでネタが尽きてロンドンから郊外の自宅に戻り相当なプレッシャーの元でこれらを書き上げたそうです。彼の敬愛するレイ・デイビーズやピート・タウンゼンドみたいな天才肌のコンポーザーでないところも愛されるゆえんでしょうね。
今夜お届けするのが彼らの出世作となった3作目’78年発表のALL MOD CONS(写真)です。アメリカ人には到底考えられないようなむせ返るような塩&酢味FISH'nCHIPSの香りが充満するような英国臭漂う快作です。
ザッとタイトルを見渡すだけで表題作のA1 MOD CONSは「近代設備」。
A4 は我らが英国大物バンドKINKS(10/5号4/18号参照)の’67年のカバーDAVID WATTS
A5 ENGLISH ROSEはいわずもがな B5 ‘A ‘BOMB IN WARDOUR STREETのワーダー・ストリートはロンドンの渋谷みたいなところに原爆が落ちるという意味。 B6 TUBE STATIONのチューブはアメリカの言うサブウェイこと地下鉄のこと
ていうくらいに「英国語」だらけでアメリカツアーが失敗に終わるのは仕方のないことでしょうポールさん。(右下)しかしその内容は当時20歳そこそこのリーダーPAUL WELLERのMODSと60年代へのオマージュほとばしる極上英国産ロックアルバムと断言できます。
テープ逆回転、フィードバック、リッケンバッカーのギターにVOXのアンプで胸に突き刺さるようなシャリシャリサウンドでB2などの胸キュンPOPやったり60年代ブリティシュ・ビート野郎の胸グラつかんで引きずり回すような行為が横行です。
記憶ではクラッシュやダムド(今度くるって?!まだ生きてんの?)なんかのパンクと一緒に紹介されたような気がしますが、ダークスーツに細身のネクタイというスタイリッシュないでたちで一線を画していました。この時期の男特有のこだわり、一途さゆえの疾走感、潔さ、青臭さ、この年になるとやや赤面しつつもつい初めて聴いた高校生のとき同様に引き込まれてしまいます。
10代後半にしてデビューを果たしたかれら3人ですが(リック&ブルースごめんね紹介おくれて)デビュー当時のステージ写真をみるとアンプにFIRE AND SKILLS(情熱と技術)とかMUSTLE MUSIC(筋肉音楽)という汗臭い殴り書きが見えます。ただのワーキング・クラス・フーリガンというなかれその言葉は我々日本人の愛する座右の銘?「石の上にも3年」とか「悪銭身につかず」などに通ずる精神を彼らがすでに10代で身につけていた証ではないでしょうか。
2作目が出たところでネタが尽きてロンドンから郊外の自宅に戻り相当なプレッシャーの元でこれらを書き上げたそうです。彼の敬愛するレイ・デイビーズやピート・タウンゼンドみたいな天才肌のコンポーザーでないところも愛されるゆえんでしょうね。
by qprqpr
| 2005-05-22 23:43
| 名盤(珍盤)アワー
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