ハンブルグ~ビートルズのカケラ探し。
路地に入るとお約束の「DO YOU SMOKE?」「女いるよ」に「男もおるで?」とお誘いがかかるがプロ女がトップレスでケツ振るあけすけなアプローチの仕掛けに反応しなくなるくらい上級者になったワシにはもっと左脳を刺激して欲しい?まずは最近できたビートルズ・プラッツへ。
彼らの修行の場となったスタークラブ、カイザーケラーに入る通りの入口にあるオブジェ。少しはなれて、、スチュのもある。(左奥)
彼らが一番長く出演したカイザーケラーは現存。クローゼフライハイト36番地のギターが印象的。この日はゴシックナイトだった。内部に入りたくて入場料を払うも10分で退散。ドイツ人はヘビメタ好き。本で読んだとおり800人は入るであろう大箱だった。(クアトロ並)
最後の舞台となったスタークラブは焼失。現在跡地は、ストリップみたいな店になっていた。記念碑のみ。
伝説のタコ部屋バンビキノ(キノは映画館)の女性トイレ横の物置が彼らの唯一の居場所。「ドイツ女の排泄の音で目が覚めたんだ」現在は廃屋?夜通し2ヶ月以上に及ぶ激務と劣悪な住環境に疲弊、荒廃したポールとジョージは放火容疑でイギリスに送還されてしまう。
最初の出演はインドラクラブ。60年代はジミヘンも出たらしい。来月はシャーラタンズがくるらしい。
ジガーパッセージ。ジョンの名作、ロックンロール(’75)のジャケの扉。デビュー前でも貫禄のある若き日のジョン。横切るのは左からジョージ、スチュ、ポールか。フツーのアパートでフツーに現在は黒人のオジサンが住んでた。
ここで歴史が紡がれ、まだ無名のメンバー達が夢に向かって闊歩していたかと思うと胸が熱くなりちょっと元気になった。どなたかが親切な地図をアップしててくれて助かった。
縁の地で60代くらいのやせた長髪の紳士に会えばペーターさんだ。彼はデビュー前のビートルズ時代には若すぎて観れなかったが66年6月のハンブルグ凱旋公演には間に合ったとのこと。同年66年の暮れにはジョンが私用でハンブルグを訪れてペーターさんもサインをもらったそうだ。タイミングがあえば9ユーロでガイドもしてくれるらしい。感じのよい人で英語もうまいのでより深く効率よく廻りたい同好の士がおられれば参考まで。
どなたか素晴らしい当時のレーパーバーンの様子をVJにしてくているので記念に挙げておく。流石はバッハやベートーベンを輩出した国だ。